講師紹介

名前:瀧口 幹浩(たきぐち みきひろ)

出身:北海道札幌
座右の銘:義を見て為ざるは勇無き也。
断じて行えば鬼神もこれを避く。
得意技:皿回し、コマ回し、ベースギター、けん玉(少し)

kousi

こんにちは。ガリレオサイエンス教室の瀧口と申します。高校時代はワンダーフォーゲル部(山岳部のようなもの)、大学時代はサイクリング部と星を見る会に所属していて自然は大好きです。ちなみに中学時代は陶芸部でした。

世界はおもしろい! というのは私の実感です。世界の仕組みの凄まじいまでの緻密さや、どう考えても理不尽な現実(世界が無から生まれたなんて信じられません!)があったり……。でも、僕らは生きてるんだよな、とか考えてみたりします。

知識を吸収することは楽しいですし、頭を働かせることも好きです。予想や推理をすることも、好きです。片付けは、苦手です。(笑)
片付けの苦手さはともかくとして、好きなことは伝えていきたいなと思っています。
子どもは、大人を見て育ちます。私も一人の大人として、「大人って、面白そうだな」「あんな大人になりたいな」と思ってもらえるように行動するつもりです。

理科実験教室を開講するにあたって、もう一つ私が大切にしたいことは「キミはキミでいいんだよ」というメッセージを伝え続けることです。実験をする前に予想をしたあとで、結果がその予想とちがうと、消しゴムで自分の予想欄に書いた言葉を消すお子さんがいらっしゃいます。そうではなくて、たとえ結果とちがっていたにせよ、予想した自分はすばらしい、考えた自分はすばらしい、と思えるような声かけをしていきます。
自分に自信を持てる(自己肯定感とか自己信頼感などと言います)と、何でもイキイキと行動することができます。全ての土台となるこの自己肯定感を、私と接した全ての人が感じられるように行動します。どうぞよろしくお願いします。

---ここからは蛇足です。

蛇足ですが、今の私のこだわりの元になった体験があるので紹介します。

中学1年生のときです。私は市の科学館が主催する夏休み講座に参加しました。「ライントレーサーを作ろう!」という、紙に引いた線の上をたどって走る機械を作るという企画です。

紙に引いた線をたどる?? なんだかすごそうです。
どうやって線を認識するんだろう。どうやってその上を走るようにするんだろう。
とても楽しみに当日を迎えました。

講座がはじまりました。
ライントレーサーはキットになっていて、木枠の型を組み立てたら完成するというものでした。とくに苦労もなく、組み立てました。そして、実際に走らせました。きちんと線の上を走りました。
どうやって線を見分けるのか、どうやってその上を走るようにするのかについての説明は、「ここについている光センサーが線を見分けて走ります。」これだけでした。

私としては、その光センサーというのはどういう仕組みになっているのかを知りたかったです。また、光センサーで線を見分けたとして、その後どうやって、線から脱線しないように走らせているのかを知りたかったのです。ですがその説明はなく、質問してもそれ以上の答えは返ってきませんでした。

ただ組み立てただけじゃん。
なんとも納得できないまま、その講座は終わりました。

その作品は、後日学校の夏休み自由研究として出したところ、クラスの代表に選ばれました。
たしかに作品そのものはすごかったです。当時、線の上を走る機械を作るなど画期的でした。選ばれるのも当然といえば当然で、私は学年全体の前で発表をしました。

しかし、私としては組み立てただけ(しかもかんたん)なのに良い評価をされて、とてももやもやしました。

そんな経験があるためか、私は自分が講座を準備するときには、受講するお子さんたちができるだけ「自分の手で作ること」「理屈を考えられること」を、意識しています。スイッチを押したらテレビがついて、でもテレビの中身は分かりません、ではなくて。
出来合いのものを渡すのではなく、「どうしてこうなるんだろう?」「どういう理屈でこうなるんだろう?」を考える余地のある講座にするようにしています。

何でもかんでも自分で作ろうとすると発展的なことができなくなる場合がありますので、そこはバランスが大切ですが(たとえば液体窒素を自分で作るとなると大変ですので、そういうものはこちらで用意します)、こだわりとしては「可能な限り自分の手で」です。

今の私はライントレーサーの走る仕組みを知っています。具体的にはここでは書きませんが、説明されれば中1の私でも(たぶん小4くらいでも)理解できる範囲で、「なるほど!」と感動するくらい単純で見事な仕組みです。
あのとき知れたら、もしかしたらちがう世界が広がったかもしれないくらいの感動があります。そういうことを伝えられる人間でいよう!と今、思っています。

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名前:三宅 恵里香(みやけ えりか)

出身:滋賀県長浜
座右の銘:今を一生懸命生きる。
得意技:お菓子・パン作り、華道、弓道(二段)

こんにちは。三宅と申します。理科実験教室に勤めて15年目になります。よろしくお願いいたします。
私は、お菓子やパンなどを作ることが好きです。それは、幸せな体験をしたためです。初めて作ったケーキが成功したことと、しかもそれを食べた人たちが喜んでくれたことです。そのとき、自分が「いい」と認められた気がしました。
その後お菓子作りにはまり、いろんなものを作るなかで、うまくできないものがでてきました。それでもどうしても成功させたい。どうしたらいいのか探っていくうちに、原理があることを知りました。原理をふまえて自分で考えて試すと、成功しました。お菓子作りにも理科があることを知りました。ますます楽しく、ますます極めたくなり、今に至ります。

同じような話ですが、高校で物理を学ぶことになったとき、壁に当たりました。わからないと思いました。勉強にはちょっと自信があったので、わからないことがくやしかったです。わかりたい、わかるはずだ、克服したいと思いました。
自分でやってみよう。授業を聞くだけでなくて、参考書を自分で探して読んでみよう。するとなんとなくわかってきました。物理がわかるようになってきました。身の回りのことが、数式であらわせるなんて、なんて美しいと感動しました。虹の色は、なぜ順番が決まっているのか? 式の成り立ちを追っていく、組み立っていくことがわかると、原理を理解すると、自分で数式を導くことができる。楽しくなってきました。この世は、すべて理論で説明できるのか? と興味がわき、もっと知りたくなりました。

その、自分の好きな理科を生かせて、まっすぐな表現、楽しい面白いとき笑う、悲しい悔しい思い通りにならないとき泣くという感情で、今この瞬間を生きているお子さんと関わりたいと思い、理科実験教室で働こうと思いました。

社会に出てみて、やっぱり自分で考えて行動できる人が強いなと感じています。
自分で考え行動できることは、自分をたくましくし、素敵な人生になるのではないかと、感じるようになりました。お子さんたちにも素敵な人生をすごしてほしくて、今の私にできること、どんな関わりでそのお手伝いができるのかを考えるようになりました。

自分を振り返ってみたときに、今になって思うと、挑戦をしなかったものや挑戦しても壁に当たった時にすぐにやめてしまったものと、壁に当たっても続けたいと思ったものには、それぞれ共通点がありました。

挑戦をしなかったり、壁に当たった時にやめてしまったものは「周囲からの期待が無いもの、周囲からの評価の低いもの」でした。あんた勉強はできるけど、暗記系はダメなんだね、と親や先生から言われたことがあり、なんとなく歴史の暗記などからは逃げていました。そもそも暗記しようと正面から向き合うことをやめていました。自分が自信のあるもの以外の未知のものには手を出すことすらしませんでした。

壁に当たっても続けたいと思ったものは「周囲からの評価があったもの」でした。私にとって認められてるように感じたもの――お菓子作りや学校の勉強――については、がんばれました。困難にあたっても乗りこえられる自分だと思えて、あきらめずに自分で考えることができました。そして理科実験教室でいろいろなお子さんの挑戦を見たり、自分自身認められる体験を通して、今では未知のことでもある程度挑戦できる自分へと変わってきました。
子どもが自分で何かをやろうとしているとき、大人が口を出したり、手を出したりすることは、あなたはダメな子ね、とメッセージを送ることになるというおそろしさを感じました。それをしないことで、本物の自分の人生を送れることになるという強さを感じました。ただ一緒にいて、それでいいんだよ、という心のあり方で、子どものことを認めていこうと思います。

ですので、お子さんに関わるときには、しっかりと認めていきたいと思っています。それは、ヒモが結べた、とかカメラが作れたとかの小さな分野分野でももちろんです。でもそれ以上に、新しいことに挑戦できる力を育てるために、「その子自身」のことをそのまましっかりと認めていきたいと思っています。もちろんしてはいけない「行動」については注意しますが、基本的には、あなた自身を認めてますよ、という声かけをしたいです。そうすることで、お子さんは特定の分野だけではなく、何事においても、どんな状況でも自分に自信
を持ち、何か困難なことにあたったとき、それを乗りこえられる自分だと感じて、行動できると思うのです。お子さんのそれぞれ、そのままを感じられるような自分でありたいです。