マイブックプロジェクト2020

こんにちは。瀧口です。

お知らせです。

【本を贈っています】
ガリレオサイエンス教室では毎年、関西の児童養護施設にお住いのお子さんに本を贈るプロジェクトをおこなっております。

今年も贈ります!

【児童養護施設って?】
保護者のないお子さんや、虐待されているお子さんなど、環境上養護の必要があるお子さんが保護され生活している施設です。その他自立のための支援もしております。
対象者は、1歳以上18歳未満です。
2014年の時点で全国に590ヵ所、3万人ほどのお子さんが在所しています。
施設の定員が超過し、本来なら保護されるべきお子さんも今は家庭に戻っている状態でもあります。


【どうして本を贈っているの?】
児童養護施設にくるのは、どんなお子さんでしょうか。
ご両親が亡くなったり、たまたま、育児能力が無い親御さんのもとに生まれたお子さんです。もしくは相性が合わなかったか。本人に問題があるからではなく、たまたま、偶然、その環境に生まれたというだけです。
施設にお住まいのお子さんには、最低限度の生活が保障されています。衣食住が確保でき、学校に通える。暴力におびえなくて良い。天国です。ただもちろん、社会保障制度の例にもれず、潤沢ではありません。

おもちゃや本は、ぜいたく品です。施設の持ち物としてのおもちゃや本はありますが「自分の」ものがほぼ無いのです。普通の家庭のお子さんが普通に買ってもらえる、絵本や参考書などが無いのです。普通に遊んでいるだけで「俺たちの税金で遊ぶな」など心無い人から言われます。

偏見の目で見られることが多い中で、しかし、本が贈られることで誰かが「自分を大事にしてくれた」という体験と、「これは、私の本だ」と自分の持ち物を持つ力強さを味わうことで、自己肯定感が育めるきっかけになればと思います。
また、社会全体として見たときに。児童養護施設は高校卒業と同時に自立が必須となりますので、大学に通えるお子さんは少ないです。結果として、貧困層となる可能性が高くなります。これは、そのお子さん個人としても不幸なことですが、本当に支援を必要としている人が社会の意思決定者のグループに入る機会がなく、中~上流層(しかもたまたま偶然の生まれで)の意見ばかりが反映されるいびつな社会につながります。結果として不幸の再生産が起こりやすい社会に、今はなっています。これを変えたい。
社会を共に生きる仲間として。本をきっかけに、お子さんがしなやかに力強く生きられるよう支援し、そのお子さんが社会を変えていける力になればと願います。

【一緒に贈りましょう!】
やっと本題です。一緒に本を贈る「マイブック! プロジェクト」に参加しませんか?
お子さんと職員さんとで本屋に行き、自分の買いたい本を選び、買います。上限2000円です。領収書の分だけ我々は寄付金をおさめます。一緒に本を買いに行ったりはしません。
ガリレオサイエンス教室では、毎年この支援をおこなっていきます。ただ、現在支援できるのは数十人です。大きくなってもせいぜい数百人でしょう。これでは弱い。少なくとも近畿一円の児童養護施設すべてのお子さんに贈りたいと考えております。一人でも多く。力を、ください。

参加方法:メール・ラインなどで「寄付します!」と意思表示をする。もしくは下記口座に直接入金する。もしくは現金を直接ご持参される。

【ゆうちょ銀行】
四四八(ヨンヨンハチ)支店 普通 5073842
カ)ガリレオサイエンスキョウシツ

1口2000円です。
口座振替をご利用の場合は、お知らせいただければその分を上乗せしてお引き落としをさせていただきます。
お振込みの方は、授業料などのご入金の際に上乗せしていただいても大丈夫です。

得るもの:幸せな気持ち。誇り。より良い社会へ近づく。
寄付してくださる方の数だけ、本を購入できるお子さんの人数が単純に増えます。(施設の人数に対して中途半端な額の分はガリレオサイエンス教室が出します。)

お礼状などはお送りいたしません。
寄付先へ、口座名義人のカタカナ表示を寄付者一覧として記載したものをお送りします。

2019年度は175,844円のご寄付が集まり、
2施設のお子さん計125名へ寄贈できました!

2020年度は今のところ123,202円の寄付が集まっております。ありがとうございます!

コロナで大変です。だからこそ、支援を続けたいと思います。
やらない善より、やる偽善。一緒に行動しましょう!

(株)ガリレオサイエンス教室
代表取締役 瀧口幹浩

以下、2019年12月~2020年1月に本を受け取ったお子さんからのサンキューカードと、施設からのお礼状です。