授業報告(2023年8月)

こんにちは。ガリレオサイエンス教室の三宅です。

月一ブログ、発信いたします。【9月11日発信】

今回は、ホーキング(小6~中3)クラス、テーマは「UVレジンクラフト」です。



紫外線によってかたくなるプラスチック「UVレジン(紫外線硬化樹脂)」というものを使って工作をしました。キーホルダーやネックレスなどのアクセサリーとして使えるように仕上げました。

今回は、固まる前は液体である「UVレジン液」を使いました。最初は液体ですが、紫外線に反応して固まります。最大の特徴は「透明に固まること」です。それを活かしたデザインを考えて、自分の好きなものを作ります。


はじめは、ガリレオサイエンス教室のロゴを使って、底のある台座にパウダーやラメを入れた作品を作ってもらいました。
どんなふうに作るのか、わかったあとは、自分の好きなように作品を作ってもらいました。



たくさんの台座やシリコン型、ラメやパウダーやシールなどの飾りを見て、どんなデザインにするのか考えて、自分で決めていきます。たくさん迷って、たくさん悩みながら、自分で決めることを楽しんでいました。楽しみながら自分の好きをみつけます。




ひとつひとつの作業を丁寧に進めたり、手にネバっとしたレジン液がつく感触を感じたり、ラメが手についてキラキラするのをうっとうしいと感じたり、たくさんの感情が動きます。思ったように作れなかったり、思ったように作れたり、残念がったり、嬉しがったりしながら、自分の好きをみつけていました。


固まる仕組みは、プラスチックの重合反応です。最小単位の粒があってそれが紫外線でくっつき合うと重たくなって(動きにくくなることで)常温で液体の状態でいられたものが、くっつき合って液体の状態でいられなくなって、結果として常温で固体になる。融点が高くなる。というものです。

理屈を聞くとまぁそうだよねというものです。それを金型として使ったり、歯のつめもとして使ったり、レジン液を流して紫外線をあてたら固まることを利用しています。またプラモデルにも使っていたり、今回はアクセサリーに使っていたりします。

本来使用用途ではなかったものをこれこう使えるんじゃないかと考えて商品化したものであることを知ります。自由だなーと感じます。使っている技術としてはプラスチック同士をつなぎ合わせるってことだけど、それを利用していろいろできる。作品作りもできて、楽しいことができることを体験することで世の中は自由なんだなと感じてもらえたらと思います。






液体のものが数分で固体になるってすごいこと。それがアクセサリーとして使われている。
自分の気に入る作品を作って、楽しいという経験をすることで、自分の何かこの先の人生においても自由でいていいんだなと感じてもらえたらと思います。
そんな経験を何度もして、人生を自分らしく豊かに生きてほしいと願っております。
そんな経験を何度もできる安心安全な場を作り続けます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

三宅恵里香