こんにちは。ガリレオサイエンス教室の三宅です。
月一ブログ、発信いたします。【11月9日発信】
今回は、ホーキング(小6~中3)クラス、テーマは「暗号を解読せよ!」です。
暗号を解読したり、作ったりしました。
メールやクレジットカードの番号など、第三者に知られると困る情報は暗号化されて送られることが多いです。それがどういう仕組みで為され、どういう仕組みで元に戻されている(復号化といいます)かを知ります。それらを通して、情報を扱う上での心構えを身につけます。

授業の最初に、まずは数字が並んでいる暗号を解いてもらいます。自分で取り組むことで、これからどんなことをするのか具体的になります。
そのあとに、暗号について知っていきます。仕組みや、言葉の紹介です。暗号は何種類もありますので、どんな暗号か、いつ頃生まれたかなどの説明を受けながら、実際に解いてみたり作ってみたりしながら進みます。
あとで、先生が用意したお題を解いてもらいますと言われます。練習しながら、暗号の歴史も感じながら、身につけていきました。

紹介が終わると、こちらが用意した暗号を解くことに挑戦してもらいました。
自分の席には、カギのついた袋、カギのついた透明な箱、暗号1と書かれた封筒が置かれています。

これから暗号を解いてもらうことの説明が終わると、「ではどうぞ、始めてください」と声がかかります。
お子さんたちは、自分の封筒を開けます。封筒に入っている紙を取り出して、広げると、数字が書かれています。どの暗号が使われているのかテキストを見ながら、探します。その暗号の解き方を試します。違うかもとなったら、他の暗号を試します。解けると、にんまりしながら、解いた暗号に書かれている場所に行って、次の封筒を見つけます。ひとつ目の暗号が解けると、ホッとして、笑顔が見られます。考え抜いたうれしさを感じます。



進むにつれて、カギのついた透明な箱が開きます。中にはさらに暗号が入っています。それを解いて進めていくと、最後には袋のカギを手に入れます。袋を開けて中の紙を広げると、祝福の言葉が書かれています。自分がんばったー、よしよし、つかれたーでもとけたーと心の声が聞こえてくる表情でうれしそうです。封筒には「達成の証」カードも入っています。達成の証カードを手に入れて満足そうでした。


人によって終わる時間に差ができるので、おまけの暗号と、スペシャルの暗号も用意しておきました。
ひとつ目の暗号を解いているときに、おまけの暗号とスペシャルの暗号があることを認識しているので、こちらが特に何も言わなくてもおまけの暗号を解きはじめます。自分がやりたいからやる流れで、進みます。暗号を解く楽しみでわくわくします。

最初の暗号の達成感で、途中で目にしていたおまけと書かれた暗号やスペシャルと書かれた暗号が気になるようで、「次はおまけの暗号していい?」となります。続きでおまけに進むお子さんもいれば、いったん休憩するお子さんもいらっしゃいます。こちらとしては、強制はしません。強制を感じた瞬間にやる気がなくなります。お子さんのやりたい気持ちを大事にする、そのためにやりたくなるしかけをします。最終的にはほとんどのお子さんがおまけに進みます。


最後は、自分で暗号を作って、解き合うことをしました。どこに封筒を隠そうか、どんな暗号を使おうか、考えるのを楽しんでいました。ヒントを出したりも楽しそうでした。解き終わると、つかれたーと達成感と気持ちのいい疲労感を感じているようでした。


授業の最後に、情報についてのお話をしました。
報道の自由度ランキングの紹介です。世界180の国と地域の中で、日本は66位です。(2025年度。毎年このあたりの順位)
韓国、ブラジル、コートジボワールよりも下です。
日本はなんとなく自由なんじゃないかなというイメージとは異なった事実を知ります。その理由に、歴史的なことが関係していることを知ります。それを知って、正しく書いてあるものもあれば間違ったものもいっぱいありますが、自分で情報をとりにいって、その中で判断する必要があることを伝えました。
そういう中に私たちは生きていて、主体的に生きることの大切さと意味をわかってもらえたらなと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
三宅恵里香

