こんにちは! 瀧口です。
はげしく遅くなりましたが、8月21日(水)~22日(木)に実施いたしました「漁師さんと行く漁業体験 ~ 本物の命に触れ、感じる ~」の実施報告をいたします。
【1日目】
京都駅で集合し
バスで出発しました。
京都府の北側の海沿い、宮津市へ向かいます。
漁師さんに地引網の指導をしていただきます。
海に網を入れて、ひっぱるだけ。もちろん船を出したりは大変ですが。
どんなもんでしょうか。
そこそこ獲れました。
ただそこに暮らしている生きものを、私たちはいただいて生きています。
漁師さんのご厚意で、希望者は漁船にちょっとだけ乗せていただきました。
獲ったお魚でバーベキューです。(他の食材も用意しております。)
天橋立へ移動し、ボランティアのガイドの方に解説をしていただきました。
磯の生き物観察です。
泳いでいるのは、イソギンチャクの子どもです。
船が来ると回転して通れるようにする橋「廻旋橋」の回っているところが見られました。
宿舎「マリーンピア」に着きました。宿舎の方に諸注意をうかがいます。
配膳などは自分で。
片づけも自分で。
こんな一日でした。
【2日目】
2:45起床です。
3:30出発です。
漁港に着きました。
これから漁船に乗ります。
定置網漁と言って、海に沈めてある仕掛けの網にひっかかった魚を獲ります。
漁港では、仕分け作業の見学をしました。
物のように魚が流れてきます。
獲れたばかりの魚などを朝食でいただきました。
ととまーとという施設に移動し、干物作り体験をしました。
一刻干しと言って、数時間でできる干物です。
ちくわ作り体験です。
最後に天橋立ビューランドに行きました。
昨日今日と自分たちが活動した場所を、上から見れたのは良かったです。全体像が分かり、立体的に自分の今と世界とのつながりが分かります。(この写真では逆さに見ていますけど)
くたくたになって帰りました。
魚、魚の2日間でした。写真で見ると一瞬ですが、ひとつひとつに感動がありました。
普段食べているものがどうやって私たちの食卓に並ぶのか。命は大切と言うけれど、実際どのように扱っているのか。どのように扱いたいか。
目の前の海でただ獲れた魚。私たちがゴミを海に捨てたらそれが即生き物の生活を阻害する。それは海に限らずどこでも。私たちは地球の中で生きている一部分。
におい、手触り、風、音、味、目の前で動いている様子。自分の手で焼いて食べる。
暗闇の漁港や漁船。エンジン音。360度海。朝の空気。カモメの鳴き声。魚の感触。漁港に必ずいるネコ。
五感を使って感じたものは、生涯の宝になるかと思います。
漁師さんたちの、細かいことは気にしない空気も良かったです。
今回も良い体験となりました。また企画いたしますので、どうぞご参加ください。
ガリレオサイエンス教室 瀧口幹浩