授業報告(5月)

こんにちは。ガリレオサイエンス教室の三宅です。

月一ブログ、発信いたします。【6月28日発信】

今回は、エジソン(年長)クラス、テーマは「くうきをつかまえろ!」です。




「あ、つかまえた」
「ふくろにいっぱいつかまったよ」
「さっきよりいっぱい!!」
「2つ!」
「パンパン♪」
「あ…にげちゃった」
「まだまだつかまえるぞ」
最初は、小さい袋をつかって空気をつかまえました。
まず、自分で空気をつかまえたことに嬉しさを感じてもらいました。


次は、少し大きめの袋で空気をつかまえることに挑戦です。
もちろん、袋も自分で出します。
自分で自由にやれるから楽しい、自分は自由なんだと感じます。


自由に教室を動き回って満足するまで思いっきり楽しみます。
自分で空気が袋でつかまえられることを感じると、自然と今度はいっぱいつかまえたくなるようです。
いろんな大きさの袋を使って、机のまわりをまわってみたり、ちょっと小走りしてみたり…、
自分の思うままにどうしたら空気がいっぱいつかまるか試していました。
「やりたい」「できた」「たのしい」「もっとやりたい」が満たされる瞬間です。
ここでは安全に安心してやれる場を作ります。
見守ります。



ぽんぽん投げてみたり、

ぎゅっとだきしめてみたり、


乗ってみたり、
お子さんそれぞれの感性で、全身を使って、空気を感じていました。
好奇心いっぱいです。
見ている方も楽しい気持ちになります!
特に、この年齢のお子さんには、この世界って楽しい! とただただ感じてほしいと思っております。
世界って楽しい! を感じると、
世界ってすばらしい! そんなすばらしい世界に生きていることに嬉しくなります。
そして、生きるって楽しい! と生きる力になると考えています。
そのために、不思議だな! と思える感性を大切にしています。
「なんで?」や「不思議!」 には、「なんでだろうね?」「不思議だね!」とまず共感する声かけをします。
その上で、必要であれば教えますし、状況に応じて「どうしてだと思う?」と問いかけたりします。
大人はついすぐに教えなくてはいけないような気になるのですが、すぐに教えてしまうと「そんなもんか…」とそれ以上の興味がなくなってしまい、そのあと考えなくなります。もともと持っている好奇心がもったいないことになります。


テキストにスケッチもしました。
思いっきり楽しんだので、心が満たされ、楽しんだことを書きたいという気持ちで、
楽しんで書いていました。
ただ、テキストに書くこと自体は目的ではありません。
書くことによって、学んだことをまとめたり、感じた気持ちをより認識したりするためです。「○○、楽しかったんだねー」と言われて花丸をもらうことで、共感され、さらに嬉しくもなります。
お子さんにとって、今は書くことよりも楽しむことの方がそのお子さんの成長にとってよいと判断した場合は、書いてもらわないこともあります。特に年長さんの場合は、「楽しい!」という原体験がその後の人生に大きく影響を与えますので、結果やまとめを書くのは余裕があればくらいにとらえています。
世界は楽しい、生きるって楽しい! という感覚と
不思議だな! と思える気持ちを大切にしています。





お子さんはとっても自由です♪

今度は、コップでも空気をつかまえました。
つかまえた空気が見えるようにひと工夫します。
水を使います。

自分で使う水をみんなで準備します。
自分ごととなります。


 
コップの底に穴が開いているものでも試します。
ポコポコと、穴から空気が出ていきます。


試しているうちに、水がその穴から流れ出る様子に気持ちが向きます。
空気をつかまえることとは少しそれますが、それもまた楽しいです。
そのとき感じた興味関心を大事にします。


空気に重さがあるのか確かめています。
重さがあることを知り、びっくりです。



自転車のタイヤの小さな穴を探しています。
真剣です。
タイヤを水に入れて、空気の泡がブクブク出てくる場所を見つけて、
「ここ、ここ!」と誇らしげです。
タイヤのパンクの修理もできるようになりました♪
パンクの修理だって、単純なしくみであることを知ります。
ぐっと世界が近くなります。

最後は、空気を使った工作です。





自分で作ることで、自信と愛着を感じます。

空気そのものを体と心を使って、楽しみました。

心満たされる感覚をたくさん感じて、「人生を自分らしく豊かに生きる人」になってほしいと願っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

三宅恵里香