こんにちは。瀧口です。
2月28日(土)のプチサイエンティスト(小5〜小6)土曜日クラスの報告をいたします。
テーマは「エレキでぐるぐる」です。
エナメル線と磁石と電池だけで、モーターが作れるんです。
コイルに電気が流れると、コイルが磁石になる。これ、学校の授業でさらりと習いますけど、よく考えたら、ものすごいことなんですよ。
もう、次元がちがうんです。朝、歩いていたらタイムスリップして江戸時代に行ってしまった。くらいの断絶です。
電気って結局は電子という粒の流れなんですけど、電子の流れが、磁力というまったく別のものを作るって、もう超能力でものを動かすみたいなレベルです。
念じたら物が動くみたいな。ありえないことなんです。
だって、誰かが走ってて、その「風」で、周りに影響を与えるってのは、ありますよね。これは、走るときに空気を動かすから、風が起きるのは納得できるというか当たり前です。
だから、電線の中を物理的に走っている電子くんが、動くときに風を起こしたりとか、電線の中の金属の粒(金属イオン)にぶつかって運動エネルギーとして熱を出す、とかなら分かります。でも、まわりに磁力を起こすんですよ? 動くことと関係ないじゃないですか。まったく別のもの。手をかざしたら稲妻を出せる漫画の主人公並の出来事です。手をかざすという動作や呪文を唱えるという動作と、稲妻が起こることには、何の関係も無いじゃないですか。いやまあ私自身ファンタジーは好きですが。
超能力であれば、タネがあるんでは? と思いますが、電磁石はもうタネも何も無くて、正真正銘何度やってもだれがやってもその現象(電気を流すと周りに磁力が起こる)が起こります。
これね。すごいんですよ。
なんてことを、力説。