こんにちは。瀧口です。いつもありがとうございます!
先日、ロート製薬の研究員の方にお越しいただき、日焼け止め作り体験をしていただきました。
実施報告をいたします。
日時:9月16日(月・祝)10:00~12:00 14:20~16:20
升田様と、武田様です。
右側の男性が、今回メインで進めてくださった升田様です。
ロート製薬という会社でどんな仕事をしているのか、自分はなぜ、研究員として働いているのか、お話しいただきました。
実際に楽しんで働いてる人の声が聴けたことは、お子さんにとってとても良かったと思います。
最初は緊張。
いろいろな日焼け止めをご用意いただきました。
お子さんはもちろん、専門家でない私たちはどんな日焼け止めが現在この世にあるのかも知りませんので、いろいろ試させていただきました。口紅みたいにくるくる出すのもあるんですね。
ある程度知ったうえで、実際に作ります。まずは基本の型のものを作りました。
自分で作ったものを肌に塗るのは、ちょっとおもしろいものです。作っているときのむにってする感触とか。
そして考えます。今回のテーマは新商品開発です。誰のための商品にするのかを定めます。
お母さんのため。自分のため。毎日散歩するおじいちゃんのため。犬のため。
犬も日焼けします。
その人が喜びっくりするのはどんなものか。
サラサラな着け心地? とにかくしっかり日焼けしないこと? 美白効果?
具体的にどの成分を、どれだけ入れるか。
香り成分を入れたり、うるおい成分を入れたり、美白成分を入れたり。
作ってみては改良してを繰り返します。
商品ですので、肌につけても大丈夫な安全の確認されている範囲内で作ります。
ただ、これとこれをこれだけ混ぜたらどんなのができるのかな? という興味があれば、肌につけなければ自由に試して良いルールもあり、純粋に研究に興味を持って作っているお子さんもいらっしゃいました。
スプレータイプのものも作れるように、ご用意くださりました。
性能のテストもしました。紫外線を当てて、カットできているかどうかどうか。
何種類か作り、これぞというものを決めます。人に使ってもらって使い心地を聞くこともしてもらいました。
どきどきしますが、最近のお子さんはこういうの慣れてますね。ちゃんと言葉を選んで、良いところを言っていたのがおもしろかったです。
商品のパッケージ作りもしました。
どんな特徴があるのかは、これまで研究中に散々考えています。言葉にし、興味をそそるように伝えます。
できました。
良い雰囲気の講座でした。
ロート製薬の升田様も武田様も、良い意味で自由で、とても良かったです。
飼ってる亀のために作ったっていいんだよ。と言えてしまう人たちです。
この分量の範囲内であれば自由に作ってくれていいですよ、という説明のときにお子さんから
「日焼け止め成分は入れなくていいですか?」という質問がありました。
その瞬間私は、
「今回作るのは日焼け止めだから、さすがに日焼け止め成分は入れるルールでは?」
と思ったのですが、
「ん~、いいですね。
肌は焼けるけど美白成分を多くして結果白い、みたいな。いいです」
と升田様は鷹揚に受け入れ、答えていました。
「いいんだ」「それ、ハンドクリームじゃん」みたいなツッコミがそこここから入っていました。
結果的には、日焼け止め成分を入れないものを最後の商品にしたお子さんはいらっしゃらなかったと思います。ただ、それくらい自由でいいんだよ、固定観念をなくして良いと思うことをしてね、という姿勢でいらっしゃったのが良かったです。
どんなときもお子さんの意見を否定せずに聞いていらして、お子さんは皆イキイキと活動していました。
商品とは、働くとは、人に喜んでもらうためのものだという信念が、お子さんの豊かに生きる力の糧になったことと思います。
またお呼びいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
ガリレオサイエンス教室 瀧口 幹浩
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